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米国国土安全保障省、国土交通省/海上貨物追跡タグシステムの実証実験開始

2007年05月01日/IT・機器

米国国土安全保障省が開発した海上貨物追跡タグシステム(Marine Asset Tag Tracking System:MATTS)の通信能力実証実験が、日本・米国間の海上輸送において4月28日から実施した。

実験は、日米科学技術協力協定における日米安全安心科学技術協力イニシアティブのもと、米国国土安全保障省の要請に基づき国土安全保障省の実験を国土交通省港湾局が支援して実施されるもの。

MATTSは国土安全保障省の総合的な貨物安全戦略の一部であり、地球規模の通信と追跡を遠隔操作により可能にするもので、MATTSはサプライ・チェーン上の多数のポイントからコンテナの状況や位置をリアルタイムで送信することにより、保税輸送の追跡など、総合的な輸送におけるその他のニーズにも応用することができる。

MATTSは、装置取り付け後は複数の通信プロトコルを用いてコンテナの位置情報を確認し、その安全状況を送信することが可能になり、本実験は、MATTSの地球規模での通信を実用化するための実証試験として国際海上輸送で初めて実施する。

実験では、100個のMATTSタグを日本から米国への港間を輸送されるコンテナにとりつけて実施し、試験は4月28日に開始し、8月頃に終了予定。

MATTS試験概要
概要:MATTS通信機器を取り付けた100個のコンテナを日本の港から米国へ輸送
場所:横浜港からカリフォルニア州サンペドロ港を経て、国土安全保障省と協力関係にある米国中西部の施設まで追跡

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