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日本レップ/世界2位の物流不動産会社グループ入り

2007年05月18日/物流施設

(株)日本レップは5月17日、世界第2位の物流不動産会社「マッコーリー・グッドマン」グループの投資会社、マッコーリー・グッドマン・ジャパン(MKJ)と資本業務提携契約を締結、マッコーリーグループ入りすることを発表した。

日本レップはMKJ社に対し、第三者割り当てによる新株を発行する。割り当て後は、発行済み株式数の52.9%をマッコーリー・グッドマン・ジャパンが保有、事実上マッコーリー・グッドマン・グループ入りすることとなる。

マッコーリーグループは日本市場へ、日本レップは世界市場へのアクセスを確保することとなり、両者は協業体制のもとで、グローバルマーケットで活動する物流企業などに最適なソリューションを提供していく。

提携により、日本レップとマッコーリーグループは、国際的な顧客マネジメントシステムの構築、拡充を図る。

提携後も現在の経営陣によるマネージメントで事業運営が継続される。また、MKJ社が3人の取締役を指名、この先「経営レベルで両社の統合が進む」としている。

日本レップ代表取締役の和本清博社長と片地格人副社長は「安定株主として継続的に」日本レップの株式を保有し、引き続き経営に携わっていくという。

今後の事業展開としては、自己資金で開発を行い、竣工後にREIT(不動産投資信託)に物件を供給するファンドスキームにシフト。

物流ノウハウをベースとしたリスクコントロールを行い、安定収益物件として物件を提供、そこで回収した資金を再び新規開発案件に資本投下する運用をイメージしている。

日本レップは既にこうしたスキームを視野に入れて事業運営を進めており、2008年3月期の計画売上高50億2200万円の後、2009年3月期からは投資案件の売却が売上・利益に寄与することから、計画売上高は2009年3月期に880億円、2010年3月期に940億円になる、としている。

マッコーリー・グッドマン・グループ (Macquarie Goodman Group) 概要
特色・主な事業内容:オーストラリア最大の上場総合インダストリアル関連不動産会社・インダストリアル資産の保有、ファンドマネジメント、開発及びプロパティーサービス(オーストラリア、ニュージーランド、欧州、英国、アジア地域にて事業展開)
設立:1953年9月
本社所在地:Level 10, 60 Castlereagh Street, Sydney, NSW 2000
代表者:Gregory Goodman (CEO)、David Clarke (Chairman)
資本金:52.7億円(1オーストラリアドル=100円にて円換算)
従業員:870人(2006年12月31日現在)
時価総額:約1.2兆円(2007年5月16日現在。1オーストラリアドル=100円にて円換算)
上場市場:オーストラリア証券取引所
運用資産総額:約3兆円(2006年12月31日現在)=物流不動産分野で世界第2位。

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