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ラオックス/業績大幅悪化、巻き返し策「ソリューション物流センター」

2007年05月28日/物流施設

ラオックス(株)は、平成19年3月期連結決算で売上高が前期比21.9%減の806億7100万円と大きく落ち込み、本業のもうけを示す営業利益も40億4000万円の損失と赤字幅が10倍近くに拡大、最終損益は前年に続いての赤字となる52億9200万円の損失となった。

同社は有利子負債の圧縮と黒字転換に全力を挙げるとともに、不採算大型店舗の閉店、希望退職制度の導入などのリストラ策を講じる。既存店のリニュ-アルを推進し、新規出店も年間5~10店舗を計画。

ネット証券や外部物流業者との業務提携による、新しい販促方法を開発し、即日配達、通訳同行配達など「あんしんサポート」の強化と、ソリューションストアをバックアップできる「ソリューション物流センター」を開設する。

特に、新規小型店舗のコンセプトとして「地域密着型のソリュ-ション・ストア」を掲げ、運営をバックアップするため、「ソリューション物流センター」と地域別配達拠点(配送デポ)による、当日配達・時間指定配達などのサ-ビスレベルの向上を図る。

同社ではこうした施策を展開しつつ、経営再建に最優先で取り組むが、「売上高、粗利高など損益計算書面での改善が遅れており、第32期以降は、黒字化へのスピードをあげることが喫緊の課題であると認識している」と説明している。

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