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プロロジス/中部臨空都市にマルチ型大型物流施設竣工

2007年06月06日/物流施設

プロロジスがマルチテナント型(複数企業向け)として愛知県の中部臨空都市に建設していた大型物流施設「プロロジスパークセントレア」が6月5日、竣工した。

<プロロジスパークセントレア>
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同施設は、40フィートコンテナトレーラーが各階に直接乗り入れできるランプウェイを上り用・下り用の2基備えた、地上5階建て大型物流施設。フォワーダーなど航空貨物を扱う企業ニーズに応えるため、使いやすさ、貨物の搬出入のスピードを最大限に高める構造と、3PL企業やメーカーの物流に伴う加工を空港地域内で、ワンストップで行える高効率総合物流センターの機能を併せ持つ。

1階から3階には航空貨物の搬出入作業に適した低床式倉庫スペースを設置し、4階から5階は、3PL企業などの物流企業のニーズに合わせ、ピッキング作業や仕分けなど物流加工に適したプラットフォームによる高床式倉庫スペースを設置した。

1階から3階の中央車路の幅は、大型車両が安全・迅速に出入庫を行える設定とし、20メートル大スパンの荷捌きスペースを確保。また、中央車路は強風、悪天候の際でも荷捌き作業の効率を高めることができる全天候型構造を採用し、車路の両側に面する倉庫スペースの車両バースに大型車両が横付けできるため、コンテナなどの搬出入作業効率をより高めることができる。

また、1~3階は3.5トン大型フォークリフト走行に対応し、さらに一部ULD(ユニット・ロード・デバイス)用のリフター設置が可能な床荷重補強を施した。4階から5階は、2.5トンフォークリフトの走行に対応している。

屋上には大型トラック待機場40台分と普通車駐車場309台分の駐車スペースを設置、また、施設の3面が道路に面した立地を生かし、敷地、建物を一方通行利用とする合理的な車両導線を確保した。

外構緑化、計4基の小型風車システムの屋上への設置による風力発電の実施、常滑焼などの地域素材やリサイクル素材を使ったタイルなどの利用、雨水利用システムによる植栽の潅水やトイレの洗浄水などへの利用や地震発生時にも荷崩れや保管物の破損を防ぎ、施設内で働く従業員の安全を確保する最新の免震構造と環境負荷の低減効果の高いプレキャストコンクリート構造の導入など、省エネルギーを実現し、企業の事業継続計画をサポートするサステイナブル物流施設とした。

プロロジスパークセントレアを含め、愛知県内でプロロジスが運営または開発を行っている物流施設は、「プロロジスパーク東海」(アスクル(株)専用物流施設、稼働中)、「プロロジスパーク小牧」(マルチテナント型、2008年3月竣工)ほか2施設の計5施設となる。

■「プロロジスパークセントレア」概要
名称:プロロジスパークセントレア
所在地:愛知県常滑市セントレア4-11-3
敷地面積:2万4865㎡(約7522坪)
延床面積:8万3301㎡(約2万5200坪)
構造:鉄筋コンクリート造(免震プレキャスト鉄筋コンクリート構造)、地上5階建て
着工日:2006年4月18日
竣工日:2007年6月5日

問い合わせ先
TEL03-6215-8480
FAX03-6215-8490
inquiry@prologis.co.jp

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