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双日/ベトナムに食品コンビナート開発、物流施設整備

2007年06月29日/物流施設

双日(株)は、ベトナム製粉大手のインターフラワー・ベトナム社(ホーチミン市、IFV社)の発行済み株式の20%を取得し、ベトナムで初めてとなる食品コンビナートの開発と港湾インフラ整備事業を行う。

プロジェクトは、まず2007年7月にIFV社の製粉工場を中心に港湾インフラの整備・拡張、土地整備、穀物サイロ・倉庫の建設に着手し、2008年秋の完工を目指す。

さらに、港湾インフラの整備工事の完工と前後して、配合飼料、植物油、でん粉、糖、バイオエネルギーなどの生産に関する事業化調査を行い、整備した港湾の後背地に食品コンビナートを建設する計画で、双日の資金投入額は、IFV社の株式取得額と合わせ約100億円となる。

IFV社は、インドネシア最大の財閥サリムグループとオーストラリア最大の農業協同組合コーペラティブ・バルク・ハンドリング社の合弁会社であるインタフラワー・ホールディングス社が100%出資する事業会社で、年間の小麦製粉能力は約18万トン、ベトナム第二位の製粉会社。

IFV社の製粉工場は、ベトナム南部では唯一となるパナマックス級(6-8万トン)の本船が着岸可能な高深度港を建設できる地域であるチーバイ河岸に立地し、製粉工場に隣接しているIFV社が保有する船舶用岸壁は、同地域では唯一の穀物専用岸壁。

IFV社が保有する岸壁の穀物荷役能力は、現在、一日当たり約8000トンだが、港湾整備、穀物サイロ・倉庫建設後には、1日当たり18000トンの荷役が可能となり、穀物専用港としてはASEAN域内最高の荷役施設を備える港となる。

効率的な港湾インフラを建設して高騰の続く穀物の輸入コストを削減するとともに、穀物専用岸壁の整備と食品コンビナートの開発を行う。

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