交通省が7月5日に開催した「2007年中国水運工作会議」で得た情報によると、第11次5カ年計画(2006-2010年)における輸送能力の改善により、京杭運河の貨物輸送能力は40%増加するとみられ、かつて南北交通の大動脈だった京杭運河に、再び当時のにぎわいがよみがえることになる。
李盛霖交通相は「第11次5カ年計画期間、中央政府は主に内陸河川と沿岸航路の水上救助安全システムなどのプロジェクト建設に、第10次5カ年計画期の約倍となる400億元以上の資金を投じる。この内、内陸河川航運への投資額は200億元を超える。さらに、基礎的公共施設の整備拡大と通航環境の改善を通して、京杭運河の貨物輸送能力は40%高まるようになる」と述べた。
関連データによると、同運河の昨年1年間の貨物輸送量は約3億トンであった。(日中経済通信)