日本製紙（株）は、釧路工場（北海道釧路市）、旭川工場（北海道旭川市）において、ボイラー操業に関連して大気汚染防止法（電気事業法）にかかわる法令違反が発生し、他10工場を対象に緊急調査を実施した結果、新たに4工場について、大気汚染防止法違反等があったことが判明した。
なお、現在は、全工場のボイラー操業について排出基準値内で問題のない操業を行っている。
調査結果
（1）白老工場の、7号ボイラー、9号ボイラーで、基準値の超過、報告義務違反（データ改ざんはなし）
（2）富士工場が、県と市との協議値（同30ppm）に対する超過、県と市への報告値、連続式記録紙の
改ざん
（3）岩国工場は、5号ボイラーNOx、7号ボイラーNOx・SOx、8号ボイラーNOx、9号ボイラーNOxが基準値の超過、報告義務違反（データ改ざんはなし）。
（4）八代工場で、5号ボイラーNOx、8号ボイラーNOxの基準値の超過、報告義務違反。県と市への報告値と連続式記録紙の改ざん。
