LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

日本製紙/中国の段ボール原紙生産企業と提携

2010年06月22日/国際

日本製紙グループ本社は6月22日、中国における段ボール原紙生産量第2位のメーカーである理文造紙(L&M社)との間で、業務提携と株式譲渡契約を結んだ。

同社からの技術者の派遣やノウハウの提供によりL&M社の生産管理体制の強化、製造効率の向上、コスト削減、中国市場における高付加価値品の開発に取り組む。

業務提携契約の目的を実現するため、同社代表取締役1名を含む2名がL&M社の取締役に就任する見込みだ。また、業務提携内容の詳細については、今後両者の代表者からなる組織を設立し、検討を進める。

株式の取得については、L&M社の筆頭株主であり、創業者一族が所有する資産管理会社から相対取引で取得する。取得株式数は、5億4615万3559株で、取得価額は約426億円。所有割合は12.0%に達する。

L&M社は現在中国における段ボール原紙生産量第2位のメーカーであり、1994年の事業開始から短期間で年間生産キャパシティ400万トンを超える世界有数の段ボール原紙メーカーに成長。

企業規模の拡大と事業の垂直統合を事業戦略として成長を実現してきたが、中国市場での成長・発展のために高品質・高付加価値の板紙製品事業分野への進出を模索し、生産管理技術の強化や製造効率の向上に注力する必要があると考えていた。

両社グループは、両社の経営資源を持ち寄ることで成長力ある中国市場における板紙事業を中心にシナジー効果を発揮し、両社の企業価値を向上させることを目的として、業務提携と株式取得について協議を行なっていた。

関連記事

SCM・経営に関する最新ニュース

最新ニュース