LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

日本製紙/SAS EIPの導入でデータ一元管理で20%削減

2008年11月06日/IT・機器

SAS Institute Japanは11月5日、日本製紙が戦略的な情報活用と社員の生産性向上に向けた全社規模のビジネス・インテリジェンス(BI)基盤の構築に、SAS Enterprise Intelligence Platform(以下:SAS EIP)を導入したと発表した。

SAS EIPは、企業データから戦略を実現するためのインテリジェンスを導き出し、ビジネス上の意思決定をサポートするシステム。概念や出生の異なったテクノロジーの組み合わせではなく、ひとつの包括的なテクノロジーで開発された製品群をエンド・トゥ・エンドで構成しているため、開発や導入、運用に関して、拡張性や柔軟性に優れた情報プラットフォームとなっている。

つまり、SAS EIP は、企業に散在するデータの統合から蓄積や予測的分析、可視化や共有化までのエンド・トゥ・エンドのプロセスを提供する戦略的情報プラットフォームであることが特長だ。

日本製紙が、このSAS EIP を採用した理由は、分散していた情報システムを統合し、戦略的な情報活用に向けた分析力を実現するため。日本製紙のBIシステムはこれまで、4つのシステムに分散していたが、各種データについて経営の意思決定を支援するシステムへと変容させる必要があったため、企業の戦略的情報活用を可能にするインテリジェンス・プラットフォームの導入を決めた。

システムの導入後、日本製紙では、リプレース前の分散した4つのシステムに比べて、年間20%以上の削減効果を見込んでいる。分散した4つのシステムからのデータ抽出とプロセス開発を統合することで正確なデータ収集と一元管理を実現し、Web ベースの多角的な分析レポート(OLAP)を、グループ内の2000人以上のユーザーへ提供している。

関連記事

IT・機器に関する最新ニュース

最新ニュース