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サトー、アクセンチュアなど/UHF帯域パッシブRFIDの鉄鋼輸送ソリューション開発

2007年07月12日/国際

(株)サトーは7月11日、アクセンチュア、サイベース社と共同で、UHF帯域パッシブ型RFID使用の鉄鋼輸送ソリューションを開発し、欧州の複合企業、ティセンクルップ・スチール社が、ブラジルのセペチバ湾に新設した製鋼所からの鋼片輸送に、サトーの「Flag Tag Solution」技術を採用すると発表した。

ティセンクルップ・スチール社は毎年25万本以上の鋼片を輸送しており、このうち約10万本をドイツに輸出。大陸を結ぶ複雑な輸送網に乗る個々の鋼片情報を途中で何度か読み取る必要があり、荷下ろし、位置決め、再積み込みといった受入れプロセスで鋼片を読み取る時間がわずかしかなく、形状の問題もあって既存のICタグでは困難だった。

そこで、サトーは自社ソリューションがUPMラフラタック社の短いダイポールGen2インレイを内蔵し、エンコード、印字、貼付プロセスでインレイの部分を「旗(フラッグ)」のように折り曲げることで、製品の表面にインレイが密着することを防ぎ、このFlag Tagを鋼片への貼付条件にあわせて特注。

Flag Tagと拡張リードレンジにより、「時にはガントリークレーンから最高3mもの距離に吊るされた鋼片を、ひとつずつ確実にRFID リーダで読み取ることができる」としている。

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