フランスの大手航空会社エールフランスと中国南方航空公司はこのほど、他社との提携の可能性を排除し両社で中国に合弁の貨物運輸会社を設立していくことに合意したと発表した。
両社の主要航空路線は、エールフランスが欧州のパリ、アムステルダム、南方航空が中国の北京、上海、成都および広州を中心としており、両社はすでに旅客輸送と貨物輸送の方面において密接な協力関係にある。
今回の提携合意の目的について、業界内部の関係者はおしなべて有望視している。中国南方航空は航空機の保有量、路線網、旅客輸送量などから見ると、中国で最大の航空会社の一つであり、今回のエールフランスとの合弁会社設立合意はパリのシャルル・ド・ゴール空港とアムステルダムのスキポール空港を中心とする欧州の巨大な航空貨物路線を手にしたといえる。（新華社／日中経済通信）
