商船三井(株)は7月12日、オランダ・ロッテルダム港湾局「マースフラクテ2地区コンテナターミナルプロジェクト」に応札していた同社参加のコンソーシアムがターミナル借受者に選抜されたと発表した。
同社はコンソーシアムメンバーとともに、新ターミナルの新設を行い、2013年後半の開業を目指す。
コンソーシアムに参加しているのは商船三井のほか、APL(シンガポール)、現代商船(韓国)、CMA CGM(仏)、DPWorld(ドバイ)。
5社は共同でターミナル運営会社「ロッテルダム・ワールド・ゲートウェイ (仮称)」を設立し、ロッテルダム港湾局と25年間のリース契約を締結、2007年後半に工事を開始する。
ターミナル用地の面積は約156万㎡。
商船三井は欧州でのコンテナサービス増強を進めており、欧州の玄関口であるロッテルダム港での混雑状況や今後のコンテナ需要の増大に対応するため、同港でのターミナル確保が不可欠と判断、プロジェクトに応札していたもの。