商船三井は1月5日、同社保有・運航のLNG船「LNG PIONEER」が、インド洋で人命救助を行い、同船と船舶管理会社がオーストラリア国境警備隊から感謝状を受けたと発表した。
ハジラ港(インド)からダンピア港(オーストラリア)に向けインド洋上を航行中の11月1日午前7時(現地時間)ごろ、同船はオーストラリア当局からの遭難船救助要請を受信。現場へ急行し、スンダ海峡西方約1300km付近で遭難船を発見した。付近を捜索して18名の遭難者を救助し、漁船が救助した9名の遭難者を収容した。
同船は11月4日朝まで付近海域にとどまり、遭難者救助活動を続けたのち、同月6日オーストラリア領クリスマス諸島で、27名の遭難者全員を無事下船させた。