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郵船航空サービス/国際一貫個人宅配輸送サービスを開始

2007年07月20日/3PL・物流企業

郵船航空サービス(株)は7月19日、郵船ヤマトグローバルソリューションズ(株)が開発した物流情報ネットワークシステム「郵船ヤマトグローバル・ポータル・ソリューション」を活用した「わいわいコラボ」シリーズ第1弾として、生鮮品の個人向け国際宅配貨物の一貫輸送サービスを開始したと発表した。

既に同サービスの利用例として、米国西海岸産アメリカンチェリーの宅配輸送を6月から実施している。サービス商品名は「マイ・フレッシュ」(国際産直宅配便)。

郵船航空サービスの海外拠点からの国際航空輸送ネットワークとヤマト運輸のクール宅急便の配送ネットワークをつなぎ、海外の産地から日本の個人の自宅までの一貫輸送と同時に、同システムを利用した貨物追跡情報の提供も可能。

これまで生鮮品輸送では日本の空港に到着後、国内配送先ラベルを貼付する作業を行っていたが、個別配送ニーズの増加とともに日本到着後の作業時間の短縮と鮮度維持が課題だった。

この課題に対して「マイ・フレッシュ」では、海外の産地で予め国内配送ラベルを貼付することで到着後の作業時間を大幅に短縮し、輸入通関後はただちにクール宅急便で複数の届け先に配送できる。

また、海外の出発空港から個人の配送先まで、受注番号など利用者指定のキー項目による個品単位の追跡が可能で、生産地の出発空港から国内配送先までを「見える化」することで、国際産直品の輸送動静の情報も提供できる。

ヤマト運輸の「宅急便e-お知らせシリーズ」と連携しており、配送先への到着予定事前通知や、依頼主への「お届け完了通知サービス」も提供される。

このヤマト運輸のネットワークを利用した一貫輸送のスキームは、生鮮品以外の一般航空貨物輸送サービスにも適用が可能で、発地側ではロットで出荷、着地側では複数の配送先が指定されるケースにはヤマト運輸エキスプレスの配送ネットワークを活用し、同様のサービスを輸入顧客に提供する方針。

郵船航空サービスでは、「多様な輸入顧客ニーズに応えるため郵船・ヤマト両グループの提携メリットを最大限に活用した輸送ビジネスモデルを拡大する」としている。

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