郵船航空サービスは1月8日、子会社の上海郵申国際貨運が青島分公司、厦門分公司の2拠点で、中国航空運輸協会(CATA)発行の航空運輸販売代理業務許可証(通称、一代ライセンス)を2007年12月12日付けで取得したと発表した。これにより、航空会社からスペースを直接仕入れることや、自社で貨物の混載仕立てを行なうことが可能になった。
青島、厦門両分公司は、中国沿岸部での営業体制強化を目的に、2005年の春に上海郵申の分公司として開業、地域性を活かした営業や新規顧客の開拓に努めてきた。一代ライセンス取得について、郵船航空サービスでは「航空フォワーダーとしての実績を評価されたものであり、引き続き高品質な国際フォワーディングサービスを提供する」としている。
青島は山東半島の南に位置する中国有数の港湾都市で、特に家電と情報通信分野において中国国内の一大生産基地になっている。厦門は福建省南部の沿岸部に位置し、高付加価値機械電気産業やハイテク技術産業が盛んで、香港との関係も深い華南物流の重要拠点。
上海郵申国際貨運では、大連分公司でも「近日中」に同ライセンスを取得する見込み。