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日立製作所、クラリオン/業務用車両向けカーナビゲーション発売

2007年07月23日/IT・機器

(株)日立製作所とクラリオン(株)は7月23日、業務用車両向けカーナビゲーション「Solid Navi」(CQ-8000)を共同開発し、販売を開始する。なお、出荷開始予定は2008年1月。

両社が共同開発した「Solid Navi」は、クラリオンが製造および製品化を担当し、日立とクラリオン両社が各販売チャネルを通じて販売する。

本製品は、一般車両に比べて長時間の使用が想定される業務用車両での使用環境を考慮し、地図情報などの記録メディアにフラッシュメモリを採用したほか、DVDやファンなどの可動部品をなくすことにより、高耐久性を実現した。

トラックやバスなどの24V車にも適用可能とするため、電源を12V車・24V車両用とし、業務システムとの連動を想定し、業務で使用する各種通信モジュールを接続するための標準インターフェースを備えた。

今日、自動車市場全体へのカーナビゲーション端末の普及に伴い、特に、物流・輸送業界において業務効率化を目的とした業務用途向けカーナビゲーションの需要が増加している。

しかし、従来の業務用途向けカーナビゲーションは、ほとんどが一般向け市販品を利用したものであったため、車両稼働時間の長いタクシー、トラック、バスなど業務用車両での使用においては耐久性に課題があった。

そこで、昨年実施したクラリオンの子会社化により、一層の連携強化を進めてきた日立とクラリオンは、今回、日立の持つ車載情報システムソリューションのノウハウとクラリオンの持つ車載情報端末および業務車両への搭載ノウハウとを生かし、課題を解消し、業務のサポート機能を強化したカーナビゲーションを開発した。

日立およびクラリオンは、今後も両社の強みを生かした連携を継続し、運行管理などのシステム開発、業務ソリューション及び製品開発を展開する予定で、大規模から中規模向けタクシー配車管理システムのカーナビゲーション端末をはじめとし、順次、トラック、バスなど業務用車両の事業者向けに営業展開し、初年度で10,000台の販売を目標にしている。

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