物流システム販売の(株)フレームワークスが7月30日に発表した平成19年5月期連結決算によると、純資産が前期末と比較して16億200万円減少し、6億9600万円の債務超過に陥った。
売上高33億8700万円(前期比60.1%増)、営業損益7億200万円の損失(前の期は6億3900万円の損失)、経常損益7億5400万円の損失(6億6900万円の損失)、当期純損益14億7700万円の損失(9億100万円の損失)となった。
債務超過は、多額の減損損失を計上したことによるもので、利益剰余金の欠損が拡大した。債務超過の早期解消に向けて第三者割当増資の引受先選定を急ぐ。
今後、同社は収益改善を急ぐため、「事業活動コストの採算性、必要性、成長性を厳しく精査した」コスト削減を進め、人材、設備、資金、ノウハウを活用して生産性の向上に取り組む。
販売力の強化に向けて、グループ営業体制の強化、大手・中堅ITベンダーとの戦略的な業務提携などパートナーを活用した販売展開に努める。
また、顧客ニーズに合わせた新たな販売提供方法として、自社開発システムの包括的なライセンス供与やOEM契約、従量課金型ソリューションへの展開なども視野に検討していく。
経営面では、「経営状況の迅速な把握に向けて管理体制を強化し、業績管理を徹底していく」としている。