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富士ゼロックス/三井物産(上海)貿易などと物流システム開発、中国全土で統合リサイクル

2007年07月31日/国際

富士ゼロックス(株)は7月30日、中国全土から自社回収した複写機・プリンターなどの使用済商品やカートリッジを、自社工場で鉄系、アルミ系、レンズ、ガラス、銅系など64カテゴリーに徹底的に分解・分別し再資源化する、中国統合リサイクルシステムを構築すると発表した。

中国全土を対象とした回収・リサイクルは業界初の取り組みで、「生産者としての責任において廃棄ゼロ、汚染ゼロ、不法投棄ゼロを目指し中国の環境保全・資源保全に寄与する」としている。

このため、江蘇省蘇州市蘇州工業園区に富士ゼロックスが100%出資するリサイクル拠点「富士施科制造(州)有限公司」を設立、5月に工場建設に着工し、2008年1月に稼動させる。

投資額は約6億5000万円、分解・再資源化の処理能力は使用済商品が年間1万5000台、カートリッジは50万個で、再資源化率は商品が96%以上、カートリッジは99.9%を目指す。

使用済商品やカートリッジの回収は、中国の販売会社「富士ゼロックスチャイナ」が、6月から順次開始。全国からの運搬のため、三井物産(上海)貿易有限公司、トライネット・チャイナ社、中郵物流有限責任公司の協力を得て、物流システムを開発してきた。

また、「富士ゼロックス上海」で生産しているカートリッジは、新会社設立に伴い、同工場に生産を移管。回収したカートリッジは部品レベルまで徹底的に分解し、新品同等の品質保証をした部品だけをカートリッジの生産ラインに投入し、リユースできない部品は再資源化する。

詳細は下記URL参照。
http://www.fujixerox.co.jp/eco/recycling_system/index.html

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