(株)フジタとフジタ道路(株)は8月1日、ヒートアイランド現象の緩和機能をさらに強化した「新表面温度低減型」のフォトロード工法を開発した。
これまでの標準型フォトロード工法は、排気ガス浄化機能を持つ道路舗装工法だったが、そのコーティング材に遮熱機能を付加して道路舗装表面温度の上昇の抑制も行う、ユニークな道路舗装工法を開発・実用化し、1月に物流施設の外構道路に適用した。
新表面温度低減型のフォトロード工法は、保水性舗装を組み合わせることでさらに都市部道路等に適合した工法としたもの。
標準的な舗装よりも表面温度を最大10数度低減できるためヒートアイランド現象抑制に貢献すると同時に、自動車排気ガス中の窒素酸化物を浄化して大気環境改善も行う。
都市部の道路や民間施設内の外構道路等への適用を目指し、自治体、大型の工場・物流施設・商業施設などへの技術提案を行っていくとしている。