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昭和シェル石油/2006年自社貨物の輸送71.2億トンキロ

2007年08月17日/調査・統計

昭和シェル石油(株)は、「サステイナビリティ・レポート2007」を発行し、輸送部門における取り組みで、省エネルギー法改正で、2007年4月に2006年自社貨物の輸送規模を71.2億トンキロと報告し、特定荷主として認定され、輸送部門のエネルギー削減に向けての取り組みを開始していると公表した。

陸上配送での取り組みでは、大型タンクローリーの運行について、ローリーで配送している数量の中で、積載量が20kl以上の大型ローリーによる配送の比率が、1995年の52%から2006年には72%にまで増加した。

この比率の増加には、超大型と言われる積載量24kl以上のローリーの導入にも貢献しており、2006年は74輌を新たに運行させた。

SSや工場からのオーダーには、ローリー自動配送システム「NEUPLANET」による最適配送を実施している。

さらに、ローリードライバー単独ではSSでの荷卸しは従来できなかったが、所定の安全性を満たせばドライバー単独での荷卸しが認められるようになり、夜間閉店中のSSへの配送も可能となった。

このため、昼間の道路の混雑を避け、渋滞の少ない夜間に配送することを目的として、単独荷卸しに対応する装置の設置を進め、2006年には東名阪地区を中心に620ヶ所のSSに配送ができるようになった。

海上輸送では、1995年の内航船は2,400klが平均船型だったが、大型船の積極的な導入により、2006年は、平均船型が4,024klへと、着実に大型化を実現した。

同時に、輸送計画の最適化、需給バランスの調整などを行うことにより、輸送回数を少なくするとともに輸送距離を短くし、タンカー燃料使用量の削減に努めている。

また、2007年11月に749GTの電気推進船を1隻導入する。従来の船と比較し、NOxで35%、CO2で8%の排出削減効果と省エネルギー効果を持ち、さらに、操船性の向上および安全安定性の確保が図られている。

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