UPS 上海国際航空中継センターが９日、上海で着工された。UPSのマイク・エスキュー?事長は「新しい航空貨物中継センターの建設は、中国市場における当社業務をよりスピードアップさせ、中国と米国、欧州およびアジア市場を結び付ける能力をさらに向上させるだろう」と語った。
UPS上海国際航空中継センター第一期工事の敷地面積は、約９万6000平方メートル。浦東国際空港の西貨物運送地区の南端に位置し、現在計画中の浦東空港保税物流地区とつながっている。
着工になった中継センターの業務範囲は、EXPRESS貨物業務のコントロール・配送および貨物運輸、航空運輸業務などをカバー。開業後は年中無休の 24時間営業を予定しており、処理・選別能力は１時間当たり17000件に達するという。この中継センターの完成により上海、ひいては長江デルタ地区の顧客と国際市場の結びつきがより迅速かつスムーズになることが期待されている。
なおUPSは、中国国内において初めて国際航空中継センター建設の認可を得た米国の航空運輸会社である。（日中経済通信）
