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UPS会長/「通関簡素化が中南米貿易のカギ」と強調

2007年06月14日/国際

UPSのマイク・エスキュー(Mike Eskew)会長兼CEOはこのほど、米国内で開かれた米商務省主催のフォーラムの席上、「米国、カナダ、中南米が世界の次世代の最有力貿易ブロックになるためには、輸送インフラと通関の簡素化がカギになる」などとするスピーチを行った。

同会長は、人口5000万人を抱える中南米地域のポテンシャルを強調した上で、「通関手続きの煩雑さがネックになっている。現状では、米、加、中南米間の貿易より、欧州もしくはアジア発南北アメリカ向け輸入の方が簡素化されている。われわれは、互いに距離が近いという利点を生かせていない」と述べた。

同会長はまた、「1997年から2020年までの間、中南米のGDPは年間4.4%伸びるといわれている。これは、アジアの3.6%、世界平均の2.8%と比べても高い」とし、その優位性を生かすためには、通関手続きの大幅な簡素化が特に重要になるほか、道路などの輸送インフラや、有線、無線両方の情報通信ンフラの整備が必要になると述べた。(翻訳)

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