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CTC、日本HP/ニューヨーカー全店舗にシンクライアント導入開始

2007年08月29日/IT・機器

伊藤忠テクノソリューションズ(株)(以下:CTC)と日本ヒューレット・パッカード(株)は、(株)ニューヨーカーが展開する全国約250ヵ所の「NEWYORKER」店舗に、シンクライアントシステムを導入するプロジェクトを開始した。

2007年7月に都内4ヵ所の店舗にパイロット導入し、8月から全国展開を開始しており、2008年3月までの期間を目処に順次展開し、導入台数は、各店舗に一台ずつ、合計250台を予定している。

紳士服、婦人服の企画・販売を行う(株)ニューヨーカーは現在、全国主要百貨店を中心に多くの直営店を展開し、商品企画、開発、生産に結びつける体制を作るため、早くから店舗のIT化に取り組んできた。

これまでニューヨーカーでは、各店舗のクライアント端末としてノートPCを採用していたが、OSやセキュリティソフトのアップグレード、各種障害対応など、システム管理者の運用負荷が問題となっていた。

HPCCIは、データセンター側で一括運用管理でき、東京都内にあるCTCのデータセンターにてサーバやブレードPCを一元管理することで、システム管理者の負荷を大幅に低減する。

通常、店舗端末には顧客情報や売上データなど、多くの機密情報が格納され、店舗には不特定多数の人が常に出入りしているため、こうしたクライアント端末の情報漏えい対策が課題となっていた。

このため、HPCCIはクライアント端末に情報を一切持たない構造となっており、情報漏えいのリスクを大幅に軽減し、店舗のクライアント端末は、レジやバーコード、プリンターなどの各種店舗システムと連動し、HPCCIは、クライアントとサーバが1対1の関係にあるブレードタイプのため、既存のWindowsアプリケーションと高い親和性があるので、店舗で使用していたアプリケーションの検証作業も大幅に軽減できる。

パイロット店舗の販売員からは、従来のパソコンに比べてシンクライアントは、立ち上げが早く、数十分かかっていた起動が10秒でできるようになったとの報告がある。

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