日本ヒューレット･パッカードとマイクロソフトは7月29日、製薬･ライフサイエンス業界向けのソリューション提供での協業を発表した。第1弾として、マイクロソフトの総合顧客情報管理アプリケーション「Microsoft Dynamics CRM4.0」をベースにした製薬業界向けDynamics CRM導入支援サービスを29日より提供する。提供価格は個別見積。
今回の製薬業界向けDynamics CRM導入支援サービスは、営業活動の効率化を支援するセールス・フォース・オートメーション（SFA）システムの導入支援サービス。メールベースの営業日誌更新により外出の多い営業の工数削減や、増加する新薬情報や営業活動の成功事例の共有などを実現するSFAソリューションの導入で、情報を活用した効率的なビジネス展開ができるようになるという。
サービスの役務分担は、日本HPがテンプレート化された統合ソリューション「Pharma Sales Suite」を基に顧客の現行業務の分析、潜在要件の定義から設計、構築、運用までを行う。マイクロソフトはCRMソリューションのDynamics CRMを提供し、日本HPにDynamics CRMと連携する各種サーバー製品を含めた包括的な技術支援を行う。
今後、オンデマンドで利用する月額単位契約での「サービス（SaaS）型」、「ハウジング（運用委託）型」への対応を行い、Dynamics CRMを社内に設置する「自社設置型」を含め、企業の経営戦略やビジネス環境に合わせて最適な利用形態を選択できることを目指す。
