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日本HP/日通新拠点にUHF帯RFID荷物管理システム構築

2007年04月20日/物流施設

日本ヒューレット・パッカード(株)は4月19日、日本通運(株)が開設した物流拠点「品川トランクルーム」に、4社のパートナーとともにUHF帯RFID(無線ICタグ)を活用した荷物管理システムを構築した、と発表した。

品川トランクルームは、海外赴任中や増築・改築中の家財や、使用頻度の低い財産など、首都圏エリアの顧客の大小の荷物を一時的、長期的に保管するサービス拠点。

小型のコンテナ(ネステナ)単位で荷物を管理し、1万2713.94㎡に約8000基のネステナを保管。このため、広範囲に多数のネステナが存在する状況でも、確実、迅速に各ネステナの委託元、所在、荷物の内容などの情報を管理できるシステムが必要だった。

日通では、これらの課題を解決するためにUHF帯RFIDを採用。長距離での読み取り性能に優れ、広範囲なエリアでもタグ情報の効率よい読み取りが可能。

日本HPは、これまでのRFIDシステムインフラのノウハウを活用し、システム構築を短期間で完了した。

顧客荷物の入出庫管理を確実に行うだけでなく、トランクルーム内の荷物の正確な位置管理を実現。今回のシステム構築を通じ、日本HPは「コンテナサービスを総合的に支援する先進的な仕組みづくりに貢献した」としている。

今回のシステムはEPC global対応を前提に構築されており、将来日通が品川トランクルームをグローバルな物流RFID活用拠点として拡張する際にも、容易に国際標準の物流基盤を配備できるように設計されているという。

日通では、最先端のRFIDインフラを運用しながら、将来グローバル商用物流でRFIDを用い、国際的な荷物管理を行うためのノウハウを継続的に蓄積していく。

日本HPは、自社の製造業としてのグローバル物流の経験も踏まえ、戦略面・技術面で日通のRFID活用を支援していく、としている。

問い合わせ先
カスタマー・インフォメーションセンター
TEL03-6416-6660

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