新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）は、「トラックから船舶へのモーダルシフトが全体として進んでいない」として、トータル輸送プロセスを踏まえた船舶へのモーダルシフトを促進する技術開発テーマ発掘に向けた調査を行う。
同機構では、2005年度に「船舶へのモーダルシフトの事業化可能性及びCO2削減効果に関する調査」を実施したものの、実際には船舶輸送部分について、船舶へのモーダルシフトを促進するNEDO研究開発テーマは1件が実施されているのみ。
こうした現状を踏まえ、調査では船舶輸送部分に限らず、船舶輸送部分を含む貨物の発地から着地までのトータル輸送プロセスについて調査・分析し、「これまで以上に船舶へのモーダルシフトを促進する技術開発テーマを発掘する」としている。
貨物の種類別・各地域間の輸送ルート別の国内貨物輸送量と海運分担率の現状・将来予測に加え、これらの貨物輸送量に対応したエネルギー消費量の現状・将来予測、モーダルシフトが進まない理由――などを調査する。
NEDOではこの調査の委託先公募を開始した。提案書類の提出締め切りは9月12日。
詳細は下記URL参照。
http://www.nedo.go.jp/informations/koubo/190829_2/190829_2.html
