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プレナス/使用済みフライ油を配送車燃料に再利用

2007年09月05日/CSR

東日本、九州・山口地区で持ち帰り弁当店「ほっかほっか亭」を運営する(株)プレナスは9月4日、店舗の使用済みフライ油を精製して、配送車の燃料(バイオディーゼル燃料)として再利用する「フライ油リサイクルシステム」を、10月から九州・山口地区で展開すると発表した。

1月の本格稼動を目指していたが、計画を見直し、製造されるバイオディーゼル燃料の安全を確保するために製造方法の改良を重ねて品質向上を図った。また、燃料製造所の建設予定地も再検討を行った。

10月に福岡県朝倉市の同社物流センター敷地内にバイオディーゼル燃料専用給油所「プレナスステーション」が完成することを機に、離島・沖縄県を除く九州・山口地区の941店舗で、本格稼動する。

バイオディーゼル燃料の製造元は「バイオ燃料地域利用モデル実証事業」の実施主体である西田商運(株)。同社は3年前から自社トラックの代替燃料としてバイオディーゼル燃料を製造しているという。

プレナスによると、同社が運営する九州・山口地区の「ほっかほっか亭」「やよい軒」から排出される使用済みフライ油は、全店で年間約131万リットルに上り、全てを精製すると年間約118万リットルのバイオディーゼル燃料を製造できる。

商品配送車両の燃料として使用することで、約3100トンのCO2削減につながる。近年中に東日本地区にも順次拡大導入する。

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