持ち帰り弁当ほっともっとを展開するプレナスは3月9日、杉戸物流センター（埼玉県北葛飾郡杉戸町）の敷地内に、東日本エリア初の精米工場、食肉加工工場、調味料工場を同時に建設すると発表した。
杉戸物流センターは敷地面積49,587㎡で、東日本エリアの物流センターとして機能しているが、従来九州などの工場から輸送していた食材などを新工場建設によって、安定供給体制の確立、商品の品質向上とともに、大幅な物流コスト削減を実現すると見込んでいる。
建設する精米工場では、主に東日本エリアの「ほっともっと」や「やよい軒」の店舗で使用する無洗米を精米するもので、ことし10月稼働の予定。
現在、同社では、日本のお米の生産量の0.5％にあたる年間約4万トンを使用しており、九州に続き、物流センター内に自社工場を建設することで、精米したお米をより新鮮な状態で店舗に配送することが可能となるほか、内製化によるコスト削減を図る。
鶏モモ肉の加工も新工場建設により、製造から店舗納品までの期間を短縮し、さらにおいしい「から揚げ」の提供が可能となるほか、物流費の削減もできる。
新工場の概要
精米工場
名称：関東精米センター
建物面積：1,462.50㎡（443坪）
生産品目：「ほっともっと」「やよい軒」の無洗米
生産能力：月間3,000トン
稼動予定：2010年10月予定
運営会社：（株）プレナス
食肉加工工場
名称：プレナスフーズ関東工場
建物面積：669.36㎡（203坪）
生産品目：「ほっともっと」「やよい軒」のから揚げ用鶏モモ肉
生産能力：月間1,710トン
稼動予定：2010年6月予定
運営会社：（株）プレナスフーズ
調味料工場
名称：フーディフレーバー関東工場
建物面積：1,131.00㎡（343坪）
生産品目：プレナスフーズ関東工場で使用する調味料
生産能力：月間350トン
稼動予定：2010年10月予定
運営会社：（株）フーディフレーバー
