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JR貨物/国際物流、アジア・ゲートウェイ構想に対応

2007年09月13日/国際

日本貨物鉄道(株)は、国際物流について取り組み内容をまとめた。

同社では、中国を中心とした東アジア圏と日本を結ぶ最短の動線を考慮し、福岡(タ)駅、北九州(タ)駅を拠点としたサービスを進めている。

時間に正確な鉄道と高速船を組み合せ、“小ロット”に対応するJRコンテナ(12フィート)の活用により、“多頻度”、“少量”、“定時性”の高い国際版SCMに対応しており、輸出入貨物に使用される20フィート、40フィートコンテナと比較して、JRコンテナはバニング、デバンニングが不要であり、リードタイムが大幅に短縮されるため、ドアーツードアーサービスで優位性があるとしている。

オペレーションの効率化のため、コンテナ船への直接積卸しを可能にする「フラットラック」(JRコンテナ3個を積載可能)を開発している。

しかし、今後の課題として、 JRコンテナはISO仕様でないため、特別な通関手続きを要し、コストアップや商機を逸する原因となっあtり、輸送量の飛躍的拡大を図るためには、中国・韓国側のフォワーダとの連携強化が不可欠としている。

また、 輸入コンテナではは40フィートコンテナが主流となっており、国内鉄道輸送の利用区間が著しく限定されおり、これまでの「SEA&RAILサービス」から一歩進めて、「RAIL&SEA&RAILサービス」(COSCO、韓国鉄道公社)の商品開発を図る必要があるとしている。

なお、国際的な地球環境問題の高まりの中で、鉄道貨物輸送の果たす役割は大きく、国が推進する「アジア・ゲートウェイ構想」(東アジアとの高速国際一貫輸送の展開)にも対応していくという。

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