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センコー/大連大窯湾保税港区に新倉庫

2007年09月18日/物流施設

センコー(株)は9月14日、繊維商社大手の蝶理(株)、中国・東北地域の繊維大手・大楊集団有限責任公司との合弁会社「大連三興物流有限公司」とともに、大連大窯湾保税港区で建設を進めていた倉庫の運営を開始したと発表した。

3社は1994年9月、大連保税区内に合弁会社「大連保税区貝思特(ベスト)国際貿易物流有限公司」を設立、中国・東北地域の家電企業向けの樹脂製品の輸出入通関・保管・中国内配送業務など手掛けた。2004年12月には、大連地区で初めて、ハンガーレールを装備したアパレル専用倉庫を増設、紳士服を主体とした日中一貫流通業務を開始。

同年、中国で2番目の物流園区として大連保税物流園区が認可され、中国・東北地域の貿易拠点として大連地区の優位性が高まったことに加え、日中一貫流通業務が順調に軌道にのったことから、三社は大連保税物流園区に進出、新たに合弁で大連三興物流有限公司を設立し、倉庫の建設を進めていた。

新設倉庫は3階建で、延床面積は8640㎡。敷地面積は1万9729㎡。情報システム面では、無線ハンディターミナルによる入出荷検品・在庫管理などを行う、RFIDの活用を視野に入れた中国語仕様のWMS(倉庫管理システム)を配備。WMSはSCEMシステムとも連携を図り、資材調達状況、生産・出荷進捗状況などを顧客をはじめ、サプライチェーンの関係者がインターネットを通じ、可視化できるサービスを提供する。

日中一貫型の流通拠点として運営。これまで日本で行っていた流通加工業務を担い、アパレル製品を主体に、雑貨、中国国内向け原材料などを取り扱う。2006年8月には、新設倉庫の立地する保税物流園区を含めた区域が「大連大窯湾保税港区」に認定され、優遇政策の多い特別エリアとして位置づけられている。


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新設倉庫

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