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中国果物・野菜類、物流段階で3000万ムーの農地生産量超す損失

2007年09月19日/国際

国家発展・改革委員会(国家発改委)の経済貿易所の丁建吾副所長は13日、2007成都彭州国際蔬菜産業発展フォーラムの席上で「中国では物流段階での農業製品の損失が深刻で、果物・野菜類の損失率は20%にも上っている。これは3000万ムー(約200万ヘクタール)の農地の生産量を超える損失である」と語った。

丁副所長は「物流段階の損失は、主に生鮮食品の腐敗・変質の問題で、これは農業生産を制約するだけでなく、農民の増収と国民の食品の安全問題にも影響を与えている。この問題をいかに解決するかについて、国家発改委では2006年に農業製品の低温流通システムについて研究を行い、その結果、このシステムが問題解決に有効であると認めている。また現在、発展した国家では肉類・卵、乳製品・飲料などについて低温流通システムを利用した流通率は100%に達しており、野菜・果物類でも95%を超えている。この結果、農業製品の生産後の損失率は5%以下に収まっている」と低温流通システムの有効性について語った。(日中経済通信)

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