日本電気（株）（NEC）は10月1日、アジアパシフィック地域の営業・販売地域統括会社「NECソリューション・アジア・パシフィック」と地域事業支援サービス提供会社「NECビジネスコーディネーションセンター・シンガポール」の現地法人2社を統合し、同地域の事業戦略立案・遂行やガバナンスを行う地域統括会社「NECアジア」を設立した。
NECソリューション・アジア・パシフィックはシンガポールのほか、インド、マレーシア、インドネシア、フィリピン、タイ、ベトナムにある現地法人のソリューションビジネスを統括。NECビジネスコーディネーションセンター・シンガポールは人事、財務、CSR、資材調達、広報などのスタッフ専門機能を現地法人に提供している。
東南アジア地域では、通信技術とIT技術を融合した市場が急速に拡大しており、その中でも次世代情報ネットワーク（NGN）などのネットワークインフラストラクチャ－、ITセキュリティ、アウトソーシング、データーセンターなどの先進ソリューションへのニーズが高まっている。
NECは今後の新たな事業モデルへの対応を含め、同地域での販売、ソフトウエア開発の拡大など、事業規模を拡張していく考え。新会社は、新たな地域事業の獲得を積極的に図るとともに、統括機能の強化、オペレーションの効率化、CSR推進機能などのガバナンスを行う。
