トヨタ自動車（株）は10月1日、中国の第一汽車集団公司、広州汽車集団股有限公司とともに、天津市経済技術開発区に物流管理会社である同方環球（天津）物流有限会社を設立し、営業を開始すると発表した。一汽集団、広汽集団、トヨタの3社による合弁会社設立は今回が初めて。
同方環球（天津）物流有限会社は、これまで中国のトヨタ関連事業体が個別に物流会社と契約し、行ってきた車両・部品の物流業務を一元管理することで、効率化、コスト低減を図っていく。
また、同社が契約した物流会社に対し、物流業務の品質向上に向け、一汽集団、広汽集団、トヨタの3社がこれまでに培ってきた物流のノウハウをもとに、コンピューターネットワークによる物流管理システムの導入支援や、物流コンサルティング業務等も実施する。
■同方環球（天津）物流有限会社の概要
所在地：天津市経済技術開発区
代表：董事長・金毅氏（一汽集団、非常勤）
総経理：斉藤延仁（トヨタ、常勤）
設立時期・営業期間：2007年7月16日・20年
資本金：500万USドル
出資比率：トヨタ40％、一汽集団35％、広汽集団25％
従業員数：約40人（2007年10月１日の営業開始時点）
主な業務内容：中国でのトヨタ関連事業体の物流管理業務請負、物流会社に対する物流コンサルティング業務
対象物流品目：完成車（中国生産車、輸入車）、生産用部品、補給部品
開業日：2007年10月1日
