イオン（株）は10月4日、2008年2月期中間決算で「グループマネジメント改革」に関する中間期の実施状況を公表した。
同社はこの間、グループマネジメント体制の強化、グループシナジーの追求を目指し、コーポレートスタッフ組織、グループ共通機能組織、事業会社組織の各組織体制を整備。現行のSM、ドラッグに加え、GMS、海外、ディベロッパー、総合金融、戦略的小型店、サービスの各事業のエグゼクティブ・コミッティ（EC）議長を配置し、事業別マネジメント体制の強化を進めた。
事業EC議長の下、グループ政策に基づいた計画の立案、進捗管理を行う体制を整え、各社の政策とグループとしての政策との連動性を高める。
また、グループ共通機能であるPB開発、需要集約、SCM部門について、イオンを中心としたGMS主体の発想を改め、グループ各社と協力しながらより中立的な機能を果たしつつ最大限のシナジーを創出することを明確にするため、グループ機能会社として分社化。
これら3機能会社は8月21日から本格稼働し、グループで約6兆円に達する売上規模を活かしたプライベートブランド商品の開発やグループ各社の需要を集約した商品調達、より効率的なサプライチェーンの構築を推進することで、コストの低減に努め、収益力を高めていく。
