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スズケン/メディセオ・パルタックHDとコバショウの経営統合に「待った」、名古屋地裁に仮処分申立て

2007年10月16日/SCM・経営

(株)スズケンは、(株)コバショウと(株)メディセオ・パルタックホールディングスとの経営統合で基本合意したコバショウの親会社である小林製薬(株)に対し、2004年9月に締結したスズケンと小林製薬の業務資本提携に関する基本合意書に反するとして、名古屋地裁に仮処分を申し立てた。

仮処分の申し立ては10月12日付で行われたもので、11月下旬に開催されるコバショウの臨時株主総会で、メディ・パルHD社との「株式交換契約の承認を目的とする議案に賛成してはならない」との内容。

小林製薬、コバショウ、メディ・パルHD社の3社は、コバショウの戦略として、取扱商品の幅を広げることでドラッグストアなどでの顧客満足度の最大化と、効率的なロジスティクスによる流通コストの最小化を図るため、9月26日付でコバショウとメディ・パルHDとの経営統合を決議していた。

ただ、小林製薬、コバショウ両社は2004年9月に、スズケンとの三社間で一般用医薬品卸売業の企業価値向上を目的に業務資本提携に関する基本合意書を締結しており、これに反するとしてスズケンが申し立てに踏み切ったもの。

小林製薬では「スズケンの代理人弁護士から関連書類を受理した段階であり、現在その内容を精査しているところだが、メディセオ・パルタックホールディングスとの経営統合は、16年9月22日に締結した基本合意書に何ら抵触するものではないと確信している」とコメントしている。

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