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アサヒ飲料/カルピスと自動販売機事業統合

2007年10月16日/物流施設

アサヒ飲料(株)は10月15日、カルピス(株)と、両社の自動販売機事業を統合することで合意した。

清涼飲料市場最大の売り場である自動販売機部門は、安定的な収益が見込める分野であり、自動販売機稼働台数の増加に取り組んでいるものの、成熟化した飲料業界で勝ち残るためには、スケールメリットを活かした効率的なオペレーションを行うビジネスモデルの構築が不可欠であると考えていた。

このため、平成13年より自動販売機相互販売契約を締結しているカルピスとの関係を強化し、飲料業界で競争力のある自動販売機事業の運営を目的として、両社の自動販売機事業を統合することとした。

自動販売機事業統合のスケジュールは、ことし12月、両社が共同出資し、自動販売機事業を運営する合弁会社アサヒカルピスビバレッジ(株)を設立する。

平成20年1月に新会社は、アサヒビバレッジサービス(株)と、カルピスの子会社であるカルピスビバレッジ4社[カルピスビバレッジ(株)(本社)、カルピスビバレッジ(株)(東京)、カルピスビバレッジ(株)(阪名)、カルピスビバレッジ(株)(西日本)]とカルピスベンディングサービス(株)、沖縄カルピス販売(株)の株式を取得し、傘下に置く。

平成20年4月にアサヒ飲料は、自動販売機事業部門を会社分割し、新会社の傘下となるアサヒビバレッジサービス(株)に承継する。

今後は、新会社傘下の事業会社を速やかに一体化させる検討に入り、営業拠点やルートの集約、自動販売機の調達など、売上・利益両面でのシナジーを追求する。

合弁会社の概要
商号:アサヒカルピスビバレッジ(株)
本社:東京都台東区
代表取締役社長:仁平進(アサヒ飲料常務取締役)
取締役副社長:小畑秀樹(カルピス取締役常務執行役員)
設立年月日:平成19年12月10日(月)
資本金:495百万円
出資比率:アサヒ飲料80%、カルピス20%
合弁会社設立後、平成23年3月までの間の議決権比率は、アサヒ飲料65%、カルピス(株)35%。
事業内容:自動販売機による清涼飲料水の販売等
決算期:12月

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