(株)阪急交通社の国際輸送事業本部は、中国から新たに供与されることになった2羽のトキと、2000年に中国から供与された「美美(メイメイ)」の子で中国に返還することになっていた13羽のトキの移送を環境省から受託し、手配を行ったと発表した。
中国から供与されるトキは11月18日、中国・西安から上海経由で成田空港に到着。翌19日、佐渡トキ保護センターに無事到着し、移送を完了した。また、中国に返還される13羽のトキは、20日早朝佐渡から成田空港まで空輸され、上海経由で同日夜7時に鄭州空港に到着。河南省信陽市へトラック輸送され、中国への移送も無事に完了した。
4月の日中首脳会談で中国から新たに供与されることになった2羽と、鳥インフルエンザの影響で2004年以降中断されていた中国への返還が実施されたもの。今春以降、環境省と入念な打合せを行い、その移送を問題なく無事完了することができた、としている。