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米スタンフォード大/実施企業の6割が「顧客満足度向上」、B2Bアウトソーシングのメリット調査

2007年11月26日/調査・統計

米スタンフォード大学が実施した、企業間電子商取引(B2B)アウトソーシングのメリットに関する調査によると、アウトソーシングした企業の62%で「顧客満足度が向上した」ことなどが分かった。調査は単発で実施されたため、こうした数値が一概に高いとはいえないが、76%の企業で「年間投資額の2倍以上のメリットを手にした」と回答していることから、B2Bアウトソーシング自体は利点が上回っているといえそうだ。

調査は米GXS社が資金を拠出して行われたもので、産学で構成された調査機関「スタンフォード・グローバル・サプライチェーン・マネジメント・フォーラム」が実施。全部または一部のB2B業務をアウトソーシングしている、ハイテク、製造、金融サービス、小売・CPG(消費財)、ヘルスケアなど「世界中の企業」を対象とした。

主な調査結果は、「顧客満足度が向上」62%、「B2Bの技術的能力が向上」75%、「在庫可視化精度の向上」58%、「ITコストに対する予測精度が向上」55%、「B2Bシステムの継続性・可用性が向上」41%――など。

調査を主導した同フォーラムのハウ・リー博士は「調査結果から、B2Bプログラムをアウトソースしている企業はサプライヤと顧客、両方との関係を強化する一方でその合理化にも成功し、B2Bの技術面における能力の向上からも大きなメリットを手にしていることが明らかになった」などと話しているという。

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