フレームワークスのスポンサー選びが、当初予定していた11月上旬から遅れ、現在も最終合意に至っていないことが分かった。同社は11月29日、事業再建に向けて11月下旬に開催するとしていた臨時株主総会の日程について、12月下旬に変更すると発表。株主への招集通知の発送は2週間前までとなっていることから、12月上旬までの最終合意を目指し、スポンサー候補企業との協議に全力を挙げる。
同社は10月3日に事業再生を手掛けるMIT、大和ハウス工業、同グループでフレームワークス製品のユーザーでもある大和物流の3社との間で、資本増強などで基本合意に達し、「11月上旬の最終合意を目指す」としていた。
しかし、11月29日に発表した文書では「10月3日発表の基本合意先に加え、資本提携の申し出を受けた複数の事業会社と真摯に協議を重ねてきた」「既基本合意締結先に加え、最も当社との事業シナジーの可能性の大きい事業会社との基本合意を優先し、（中略）株主保護などの方法と併せて協議・検討している」などとした上で、「協議・検討に当初想定以上の期間」を要しているとして、11月上旬としていた最終合意が遅れている状況を説明。
臨時株主総会の前提となる資本増強に向けたスポンサー選定で最終合意に至っていないことから、総会開催日程の延期を決めたもので、MITと大和ハウスグループ以外の「事業会社」をスポンサーに加える方向で詰めの協議を行っている。
