郵船航空サービスグループのブラジル郵船航空は12月1日、マナウスに事務所を開設、営業を開始した。
マナウスはアマゾン川の河口から約1700km上ったブラジル北部に位置し、人口は約150万人で同国のアマゾン地域最大の都市。サンパウロやリオデジャネイロなどの主要都市からエドワルド・ゴメス国際空港まで航空便が多数運行しているほか、大西洋沿岸やアマゾン川流域の都市からは定期船が運航され、経済、交通、流通の要衝都市として知られる。
二輪自動車産業や家電産業の進出が盛んで、多くの製造業は現在、アジア、北米から部品や部材の輸入を行い、ブラジル国内の生産工場で組立て、完成品を国内市場で販売するほか、一部を欧米などの消費市場に輸出している。
ブラジル郵船航空はこれまで、同地区でサンパウロ本社からサービスを提供してきたが、同じ日本郵船グループのNYKLogistics社と事務所を共有して業務展開することで、グループのシナジー効果を発揮する。