エーザイは、インド南部アンドラ・プラデシュ州に生産・研究拠点を建設する。先に設立した「エーザイ・ファーマテクノロジー・アンド・マニュファクチャリング・プライベート・リミテッド」を通じて建設するもので、インドで原薬・製剤の生産・研究拠点を確保することで「グローバルロジスティクス体制を整える」としている。
エーザイは、インド南部アンドラ・プラデシュ州ビシャーカパトナム区に位置するジャワハルラール・ネルー・ファーマ・シティの経済特区内約50エーカーの区画に、2010年度の生産・研究活動の開始を目指して医療用医薬品の原薬・製剤工場に原薬・製剤の研究機能を併せ持つ拠点を構築する。
第5期中期戦略計画「ドラマティックリーププラン」の実現に向け、グローバル・フレキシビリティの増強を目指し、コスト・パフォーマンスに富むエリアに主要なオペレーション機能を移転するトランスフォーメーション戦略を推進しており、今回のインド生産・研究拠点建設はその一環として実施するもの。
インドにおける原薬・製剤に関する生産・研究機能の稼動により、2011年度の目標である1兆円の売上高と15％の売上高原価率を支え、原薬生産では鹿島事業所との2拠点体制となるグローバル・ロジスティックス体制を整えていく、としている。
