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イオン/統合輸配送管理ステム活用で、物流業務改革実現

2007年12月17日/SCM・経営

イオンは、全国展開荷整備した物流センター(RDC)と店舗間の物流システムで、光英システムの統合輸配送管理ステムを活用することで、大幅な車輌の軽減、センター、店舗側の人員の業務軽減、労働時間削減を実現し、物流の業務改革を実現している。

12月13日から15日に開催された「エコプロダクツ2007」におけるイオンの展示エリア「エコストア」で、その内容が詳細に紹介されたもの。

光英システムは、イオングループのRDC(基幹物流センター)、地域物流センターでの運用トラック2000台に統合輸配送管理ステムを設置し、各拠点の自動配車システム、センター・店舗側への着点予測システムを提供している。

イオンでは、車両のリアルな管理を行うことで、輸送効率の向上を狙いに導入が進み、ほぼ全国レベルでの導入となっている。効果では、トラックが約20%の燃費向上とともに、安全運転の高レベルな平準化による車両事故の大幅な軽減も実現している。

また、店着予測によって荷物が到着するするセンター、店舗側のパート、アルバイトが到着時刻にあわせた業務手配、待ち時間の軽減されるといった2次的な効果も大きいものとなっている。

一方、イオンでは、グループの拡大によるRDC機能の向上を進めており、RDCなどに納品される荷物を直接取引先(卸、メーカー)への集荷業務も強化している。この面でも、このシステムを利用することで、店舗への配送する車両を近くの取引先に集荷させるミルクランを実現し、車両効率の大幅な向上、空車走行の削減を実現するとともに、調達コスト軽減にも役立てている。

なお、イオングローバルSCM事務所には、日本全体の車両動向管理を一覧できるシステムも導入(写真)し、全国レベルでの車両効率向上も進めている。

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統合輸配送管理ステムはASPによる車両位置管理システムで、車両の位置、運転状況、庫内の温度管理などをセンター側でリアルに管理できるシステム。

このシステムに加えて、自動配車システムによる配送ルートの設定、店着時刻予測を行うことで、車両の効率的な配車、安全運転、エコドライブの管理もトータルに行える。

■問い合わせ
光英システム
東京都新宿区西新宿3-6-11西新宿KSビル3F
TEL03-5324-0095
http://www.kouei.co.jp/

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