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日本オラクル/製品ライフサイクル管理の事業基盤を強化

2007年12月19日/IT・機器

日本オラクルは12月18日、製品のライフサイクルについて関連情報を包括的に管理するPLMの事業基盤強化を発表した。

米オラクル・コーポレーションが買収したアジャイルソフトウェア社が持つPLMアプリケーションを中核に据え、販売体制を拡充して日本での導入展開に取り組む。

アジャイル社のPLM製品「アジャイルプロダクト・ライフサイクル・マネージメント」(アジャイルPLM)は、開発プロセス管理、関連部門のコラボレーション、統合部品表管理などのソリューション分野で、日本でも大手ハイテク企業など30社に導入実績がある。

既存顧客にはオラクルが保守サポートを継続するほか、アジャイルPLMと業務アプリケーション「オラクルeビジネス・スイート」をSOAで統合する基盤のプロセス統合パックを2008年春から提供開始する計画。

日本オラクルでは、PLM専任組織とパートナー企業との協業体制構築を進め、食品、自動車部品、機械、ライフサイエンスなどの業界に対象を拡大して顧客開拓する。専任組織は技術系スタッフを中心に、30人体制を整える。

日本オラクル製品戦略統括本部の岡田行秀シニアディレクターは「メーカー間の競争環境が激化するとともに、PLMへの関心が高まっている」と指摘した上で、「オラクルの製品群と組み合わせることで、企業ごとに最適な製品のライフサイクル管理が可能になる」と強調。使い勝手とともに、今後オラクルが提供開始するSOAベースのインテグレーションにより、短期導入での優位性確保につながると説明した。

また、三澤智光常務執行役員は「当面、PLM市場の3分の1を占めることができるように目標設定している」と話した。


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岡田行秀・製品戦略統括本部シニアディレクター

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