商船三井の欧州現地法人「MitsuiO.S.K.Lines（Europe）B.V.」社は、北欧3か国に事務所を設置し、商船三井の海運代理店業務を開始する。
商船三井はこれまで、北欧では「Seven seas」社を定期航路の総代理店として展開してきたが、営業、マーケティング体制強化のため、2004年に地域統括の組織として、欧州現地法人の北欧支店をイエーテボリに開設。今後、より安定した航路運営を展開しサービスの拡充を図るためには「自営代理店の設置が不可欠」と判断し、北欧の主要3拠点に事務所を開設するもの。
開設する3事務所は、欧州現地法人の北欧支店の下部組織として、北欧4か国でカスタマーサービスやドキュメンテーション、ブッキングなどの代理店業務を行い、地域に根ざしたサービスを展開していく。
新事務所は、豊富な経験と知識を持つSeven seas社の従業員をそのまま採用し、旧代理店から自営代理店へのスムースな業務移管を図る。商船三井では「自営組織による競争力のあるサービスを通じて、グローバル・ネットワークの拡充と商権の拡大を目指す」としている。
事務所概要
所在地：イエーテボリ（スウェーデン）、ヘルシンキ（フィンランド）、オーフス（デンマーク）
事業内容：北欧4カ国で商船三井の定航の海運代理店業
設立日：2008年1月1日
従業員数：29名（3事務所計）
