中国物流採購連合会は10日、中国全体の2007年社会物流総額は前年比25.5％増の74兆8000億元、国内物流業増加額は同比18.8%増の１兆6800億元に達するという予測を発表した。
中国物流採購連合会の陸江・会長は北京でこのほど開催された「2008年内外物流企業国際協力トップフォーラム」で、中国物流業は2007年も急成長を続け、2008年は国内物流市場における国際化競争がさらに激化し、中国物流業の対外開放は程度･レベルともにより高まる見通しだと語った。
統計データによると、物流業の生産総額と国内総生産(GDP)の比率を示す「物流需要係数」は、2006年の2.8から2007年には3.2にアップ、社会経済発展の現代物流業に対する需要は増大傾向が続いていることが伺える。
陸会長は、「政府関連部門は今年、物流業に対する政策面での支援を強める見込みが高い。地域物流は徐々に統合され、環珠江デルタ地域、長江デルタと地域、長江流域の地域物流センター、国際物流センターが形成されつつある。第三者物流企業は急成長しており、遠成集団など一部の民間企業は米フェデックスやUPS、日本の三井物産など海外物流大手各社との競争に刺激され、次第に強大化している」とコメントした。（日中経済通信）
