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寧波-舟山港間に中国初の30万トン級人工国際航路が開通

2008年01月22日/国際

中国初の30万トン級全天候型人工国際航路・寧波-舟山港虾峙門航路がこのほど開通した。
虾峙門航路は寧波-舟山港間の大型船舶用重要深水航路で、門内と門外の両ルートで構成されている。虾峙門門外ルートは、杭州湾から上海港、長江流域および中国北方海域を経て、東は国際航路につながり、世界各地の大型港に達する。
しかし、虾峙門水上運輸門外ルートの最小水深はわずか18.2メートルであったことから、25万トン級船舶の出入りがやっとで、30万トン級船舶の場合は、貨物を卸すか満潮を待ってようやく港への進入が可能な有様で、長い間寧波-舟山港全体の「アキレス腱」となっていた。交通省の主導により、中国石油化工集団有限公司(中石化)、寧波港集団および舟山港務局の3機関が2004年から4億8500万元を投資して虾峙門30万トン級航路整備プロジェクトをスタート、今年1月初めに竣工、検収・引取を完了した。
寧波港-舟山港の2007年貨物取扱量は4億8000万トンを達成、上海とシンガポールに次ぐ世界3位の大港湾となった。寧波港集団公司の李令紅・総裁によると、寧波港は190本以上のコンテナ航路を擁し、年貨物取扱量は6年連続全国2位の座を維持しているという。虾峙門人工国際航路が整備・完成すると、最小水深部分でも22.5メートルを上回り、30万トン級船舶の全天候時出入港が可能となる。(新華社/日中経済通信)

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