ロッテ／洋生菓子事業に進出

ロッテホールディングスは、1月10日付で銀座コージーコーナーの全株式取得に関する株式譲渡契約を締結し、洋生菓子の製造・販売分野に進出すると発表した。
ロッテは、株式取得後、銀座コージーコーナーのビジネスモデル、ブランドの継承を表明。全従業員の雇用を引き継ぎ、社長、幹部社員を派遣し、銀座コージーコーナーを運営していく、としている。
銀座コージーコーナーは1948年に設立、生ケーキ、贈答用焼き菓子・ゼリー、チョコレート、アイスクリームなどの洋菓子の製造・販売を手がけている。独自の、一貫した製造流通販売網を持ち、東日本を中心に販売店を347店を展開。2006年度の売上高は316億円、経常利益17億円。
株式取得によりロッテは、洋生菓子分野に進出し、事業の拡大を図る。ロッテの資本力を活用することにより、積極的な新店舗の出店、既存店舗のリニューアルを進め、事業の拡大と全国区ブランドへの成長を目指す。銀座コージーコーナーとしては、既存の洋生菓子製造・販売事業を安定成長させることで、2011年度の売上高350億円を目標に設定する。
ロッテでは、両社の商品・販売先は重複が少ないため、それぞれの強みを活かすことで、双方の業績拡大が期待でき、原材料調達、物流部門で効率化が図れる、と期待しており、両社の事業ノウハウを活用し、流通洋生菓子事業など未進出事業への展開も検討する。