米トライデック／経営危機のサミット・グローバルの資産取得へ

経営危機に直面しているサミット・グローバル・ロジスティクスはこのほど、大規模なリストラ計画を発表した。子会社のTUG USA、FMIインターナショナルを含む同社資産は、トライデック・アキクゥイジション（TriDec Acquisition）が買収する見通しという。これに伴い、トライデック社は、サミット系列企業の創業者の一部が所有権を握ることになったという。
今回のリストラ計画では、サミット社は、現行の債権者からリストラ資金を調達することになっている。
同時に、サミット社は、今回の事業計画の遂行を目的として、同社および関連企業の一部が、米連邦破産裁判所に対して自主的に会社更生法（Chapter 11）の適用を申請したとも述べた。
今後は同裁判所の判断が注目されるが、サミット社によると、今回のリストラ手続きの期間中が、各事業は平常どおり行われる予定だとしている。同社のロバート・アグレスティ社長は、「ここ数ヶ月間、債権者と綿密に協議した。サミット社が財務体質を強化する方策で合意に至った」と強調している。
一方、ニュージャージー・ビジネスニュース（NJ）は、サミット・グローバル社は1月29日、会社更生法を申請したと報じた。
サミット社は、米大統領選の候補者であるウェズレー・クラークと関係が深い企業として知られている。（翻訳）