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タカセ/07年4-12月期、四半期純利益7.7倍

2008年02月12日/決算

タカセが2月8日に発表した2007年4-12月期連結業績は、売上高101.7億円(前年同期比0.4%減)、営業利益6.4億円(2.9倍)、経常利益6.1億円(3.3倍)、四半期純利益3.3億円(7.7倍)となった。
主力の国内物流事業は、音楽映像分野のメーカー商品業務で取扱数量が当初計画を下回ったものの、07年4月から新しく賃借を開始した川崎市の大型倉庫で既存顧客増床により増収となり、特定顧客の一時的集中業務も寄与した。国際物流事業は、輸出貨物、輸入貨物の取扱量がやや減少。
営業費用で前年度下半期から実施した作業部門の運営体制改善や業務量に応じた人員投入と作業効率向上の徹底、運送事業分野での不採算業務の効率化の推進などによってコスト改善効果が得られ、川崎市の新大型倉庫も含めて稼働率が改善、特定顧客の一時的集中業務が好採算であったこともあり、原価率が改善した。
売上面でほぼ計画どおりに推移したのに対し、利益面で計画を大きく上回る状況となったのはものの、1-3月期はずれ込んでいた主要取引先であるミスミとの取引縮小が3月から実施されるなど、マイナス要因が見込まれる。
利益面では、売上低迷の影響による稼動効率の低下、燃料軽油や資材価格の高騰、人件費の上昇など利益圧迫要因があることのほか、既存設備の大規模修繕工事があるため、07年4-12月期までに計上した利益が08年1-3期に減殺される見込み。

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