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第一パン/配送システム見直しで、物流コスト削減へ

2008年02月18日/SCM・経営

第一屋製パンは、平成19年12月期決算で、物流部門について各店配送の形態から取引先自身の専用センター配送態勢への移行の傾向が益々強くなっており、同社の既存の配送コースにおける希薄化を防止するために、他社との共同配送などで対応した。
しかし、遠隔地配送デポの統廃合やアウトソーシング化などを含め、物流費の前期比1ポイントの削減に取り組んだものの、燃料高騰等の逆風もあり、効果を見出すことができなかったとしている。
次期見通しでも、販売費の大半を占める物流経費は、前期から継続して模索している自社物流分野における他社との共同配送、営業所の配送システムにおける他社との協調などをもう一段推進して、物流コストの圧縮に努め、子会社のファースト・ロジスティックスと共に配送コース再編による配送効率のアップに取り組むという。
なお、同社グループは長期にわたっている赤字体質を脱却するため、不採算部門統廃合の一環として、全国6か所の工場(大阪工場、松戸工場、子会社フレッシュハウスの小平工場、北上工場、宇都宮工場、三田工場)で展開していた米飯等事業からの撤退を昨年6月末に完了した。
撤退に伴い、松戸と三田の2工場の事業と資産をカネ美食品に譲渡し、事業譲渡できなかったほかの4工場の内、大阪工場は12月に資産売却を行った。
米飯等事業を担っていた子会社、フレッシュハウスは解散し、昨年12月18日で清算結了した。

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